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タイの格差社会

先月 2月27日の夜半に、バンコク銀行シーロム支店の正面玄関に手りゅう弾が投げ込まれた。
  
2006年の軍事クーデター以後、2007年に差し押さえられた、タクシン シナワトラ元首相の個人資産766億バーツのうち 460億バーツ強を、政府が正式に没収する事を認めた最高裁の判決に対する抗議行動である。

タクシン地元のマスコミ報道によれば、今度は東北地方 19地域、いわゆるイサーン地方の農民達にカネをばら撒き組織した、親タクシン派 【赤シャツ軍団】 を、今週末から来週にかけて大挙バンコクに乗り込ませ、大規模な騒乱を首都に現出させようとしていると報じられている。  これは既に単なる抗議デモではなく、首都バンコクの治安を脅かす、テロ行為以外のなにものでもない。  恐らくタクシンとしては、最高裁の判決をひっくり返す事は叶わずとも、【目にもの見せてくれるわ】といった調子なのだろうが、予想される混乱の中で死傷者や事故が発生する危険性について、この男は何とも思わないのだろう。

1987年以来タイの歴代首相を眺めていて、このタクシンという男は、今までに無い全く新しいタイプの政治家であった様に感ぜられる。 外国資本がタイへなだれ込んで来た1987-8年当時のチャッチャイ チョンハバン政権などは、ビュッフェ内閣などと揶揄されたが、ダーティーなイメージをもったその後の歴代首相連も、Tea Money の延長線上で、右へ左へ動くカネの表層をピンハネする程度であったが、この男の場合は、骨の髄まで商売人であったせいか、全ての利権を【株】タイランド 事業部の原価の中にゴッソリと突っ込んでは抜き取り、事業部のみならず【株】タイランド 自体が立ち行かなくなったとしても、自身の蓄財に是努める様なスタンスであった様に思う。


         
王様と総理    

スラユットこの空恐ろしい男の出現が、現プミポン国王のご在位中であった
という巡り合わせは、タイにとっては不幸中の幸いであろう。 
King of Kings,,, 名君として全国民の絶大なる信任を集めるプミ
ポン国王を、プレム、スラユットといった首相経験者からなる近衛
軍団が、国軍を掌握しながらしっかりと輔弼の任にあたっている現
体制では、さしものタクシンの野望も成就せず、恐らく現国王の在位
中は、故国への帰郷は許されないのではないだろうか。


プレムしかしである、私のタイ人の友人などが、やっかみ半分で
一様に【国賊扱い】 している、このタクシンという男の
もとに、何故これ程の規模の 【赤シャツ軍団】 が結集
するのかを考えた時、この国では民主化を促進する前に
なさねばならぬ、より重要な国策が存在し続けている事に
改めて気づかされる。

 例えば。。。。。

①金融資産の69%を上位20%の富裕層が握り、下位20%の貧困層は、1%を保有しているに過ぎない。
②GDPの 50%を上位 20%の富裕層が享受し、下位 20%の貧困層は、4%を享受しているに過ぎない。
③全銀行預金の 42%が1千万バーツ以上の預金残高を有する、7万弱の口座から構成されている。
④土地所有者の 10%が、100ライ以上の土地を保有し、90%が 1ライ以下の土地を保有している。
⑤全農家世帯の 20%が土地を所有していない小作農民である。


赤い軍団土地保有税や相続税の導入などといった、富裕層から猛
反発を受ける 【税制の抜本的な改革】 が実現せず、
間接税主体の現状の税制では、タイの貧富の格差は広がる
一方である。  

この格差社会を是正する方向に、国策の舵を大きく切ってゆかない限り、この国の抜本的な問題はいつまでも解決されないであろうし、低開発国から、草の根ベースで真の発展途上国へとステップアップして行く事も難しいのではないかと想う。。。 






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[ 2010/03/09 15:32 ] 見たまま感じたまま | TB(0) | CM(0)
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